松下産業

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50年先、100年先にも残る仕事を―。
現場への想いを大切に、
高品質の施工を実現する

  • 工事部 工務グループ
    グループリーダー
  • 2012年入社
  • 2012年入社

Profile

タイル施工業を経験した後、松下産業に中途入社。工務グループのリーダーとして、現場における労務や工程、予算などの全般管理を行っている。

ものができあがっていくおもしろさは、現場にこそある

石材の施工を行う現場で管理業務を担当しています。前職ではタイルを使った施工をしていたのですが、そこでは現場管理をしながら、職人としても腕を磨きました。 石は建築の「仕上げ」の段階で使う建材なので、自分の施工したところが一目瞭然。大理石の壁や、御影石のキッチンカウンターなど、職人さんたちと一緒に現場でつくりあげたものが、後世に目に見えるかたちで残るので、すごく達成感がある。そんな点に魅力を感じています。自分の子どもたちにも「これ、お父さんがやったんだよ」って自慢できるでしょう(笑)。

実は前職のタイル施工会社を辞めてから、いったん建築業界を離れ、2年ほどイベント関連の仕事をしていました。でも、やっぱりものづくりが好きなんでしょうね。あの達成感をもう一度味わいたくて、松下産業に入社したんです。 前職での施工経験はありましたが、扱う建材は自分にとっては未知である“石”。右も左もわからない状況で、上司からの指示を仰ぎつつ、必死で仕事を覚えましたね。業務の一つひとつをマスターし、石の知識を蓄え、担当領域を徐々に広げていきました。

思い返すと、入社当時はことあるごとに現場に足を運んでいました。“現場で見て覚える”が自分のモットーだったので、施工図面と現場を見比べて、「この設計を実現するために、どんな作業を行っているか」を自分の目で確かめたかった。あまりに通い詰めすぎて、上司から「現場に行き過ぎだ!」と注意されてしまったこともあります (笑)。だけど現場に足を運ぶことで、自分が見たこと、知ったことが血肉になるのを実感できました。

内池 利文

職人との絆を大切に、質の高い施工を提供する

工事部案件の業務では、営業担当者がお客様から施工案件を受注し、それを工務グループで引き継いで、完工に至るまでの統括管理を行います。現場の施工図面の手配から資材準備、職人さんの確保や予算管理、検査の立ち合いまで、我々の部門が一括で担当しているんです。その中でグループリーダーである私は、現場全体を統括する建設会社と職人さんとの間に立って、計画通りに施工を進められるよう尽力する「現場の中間管理職」的な立ち位置ですね。

管理職に昇格し、以前ほど現場に足を運べなくなりましたが、それでも折を見て顔を出すようにしています。職人さんを大事にしたいという思いが強いですし、何より現場の空気感が大好きなんです。コミュニケーションを大切に、信頼関係を築いて、一緒にいいものをつくりたいですね。 職人さんってコワモテなイメージがあるけど、親しく接してみると、やさしくて頼りがいのある人ばかりです。自分がピンチのとき、「よし!俺たちにまかせとけ!」と助けられたことだってたくさんあります。彼らが手掛けた仕事が “松下産業の仕事”として、お客さまに提供されるわけですから、職人さんたちが気分よく作業できるように常に心掛けています。

部下にも「どんどん現場に行って、職人さんの仕事を見て来い」と話していますね。現場でしか学べないことって、本当にたくさんありますから。それに職人さんと身近で触れ合う経験は、仕事人生の中で後の宝にもなるはずです。

内池 利文
内池 利文

ささいな妥協も許さないプロの仕事を追求する

石は重いし、割れやすいし、慎重に扱わないといけない建材だけど、天然物ならではの美しさがある。色も模様も唯一無二のものであり、世界のどこを探してもその一枚しかないことが一番の魅力だと思いますね。壊れたら取り返しがつかない怖さもあるけど、だからこそプロとして妥協のない仕事がしたい。

我々が携わる仕上げの工程は、工事全体の中でも終盤に位置する工程です。そのため、工事前半で遅れが生じると、スケジュールが後半にずれ込み、我々の工期が予定より短くなることもある。 そんなとき、早く仕上げようと手抜きをしてしまいがちですが、それは絶対に許されない。ネジ一本足りなくても、生じる歪みが数ミリでも、小さなミスが取り返しのつかない事態を招くことがありますから。どんな状況でも楽な方向に流れず、プロとしての姿勢を貫くことが大切だと思っています。

現場で思わぬトラブルが発生したり、工期がひっ迫したりと大変なことがあっても、完工を迎え、取引先や現場の人々からの「ありがとう!」の一言で、それまでの苦労は吹き飛びます。 石の調達から施工までをワンストップで届けることができる松下産業。その中で施工管理を担う我々。現場で働く職人さん。それぞれが任務をまっとうしてこそ、妥協のない施工が生まれるはずです。これからも現場を大切にしながら、後々に残る仕事を続けたいですね。

ある一日の流れ

8:45出社
9:00現場の状況確認・現場対応
打ち合わせ
11:00施工図面・製作伝票のチェック
資材発注
11:45昼休み
12:30搬入資材確認・車輛手配
14:00作業員(職人さん)の人員・作業内容確認
現場対応
16:30予算確認
17:00諸届等の書類作成
17:45スケジュール確認
18:30退社
内池 利文